実験記録

公式教材684ページを手元に保存した日——何ができて、何を公開しないか

AIを提供するAnthropic社の学習サイト「Claude Academy」の日本語版を、684ページすべて手元に保存した記録です。なぜ保存したか、どう保存したか、公開する範囲をどこで線引きしたかを書きます。

Claudeという AI を提供している Anthropic 社は、Claude Academy という学習サイトを無料で公開しています。私はこのサイトの日本語版にある学習ページを、684本すべて手元のパソコンへ保存しました。今回はその作業の記録です。

なぜ手元に保存したのか

理由は2つあります。1つ目は、作業の途中で内容をすぐ確認できるようにするためです。ウェブサイトを毎回開いて探すより、手元に保存してある方が、同じ説明を何度も見返すときに速く済みます。2つ目は、記事を書くときの出典として使うためです。このサイトで「公式はこう説明している」と書くときは、実際に公式のどのページにその説明があるかを、自分で確認してから書きたいと考えています。

保存が難しかった理由

最初は、ウェブページを取得する一般的な方法を試しました。ところが、日本語版のページだけ、取得した中身がほとんど空でした。理由を調べると、日本語版のページは、画面が表示された後にJavaScriptというプログラムが動いて、本文を後から書き足す作りになっていたためです。一般的な取得方法は、このプログラムが動く前の状態しか受け取れません。英語版のページは、あらかじめ本文が組み込まれた状態で配られていたので、この問題が起きませんでした。同じサイトの中でも、言語によって配り方が違っていたことになります。

この作りが分かってからは、ブラウザを実際に操作して画面を1ページずつ表示させ、プログラムが本文を書き足し終わった状態を保存する方法に切り替えました。人が手でクリックする代わりに、決まった操作を自動で繰り返す仕組みを使い、684本のページを順番に処理しました。1台のブラウザで1ページずつ処理すると時間がかかりすぎるため、複数のブラウザを同時に動かして並行で進めています。

1. URL一覧 を作る 公式サイトの構造を 調べて対象を決める 2. ブラウザで 1ページずつ表示 自動操作で開き、 描画が終わるのを待つ 3. 本文と画像 を保存する 表示し終わった状態を そのまま書き出す 4. 手元の目次 を作る 684ページ分の 索引を作る 684ページ 失敗 0件 リンク切れ 0件 保存した本文は私的な利用にとどめ、公開するのは自分の読み解きと記録だけ。取り直しは月に1回。
URL一覧を作り、ブラウザで1ページずつ自動で表示し、描画が終わった本文と画像を保存し、手元の目次を作るという4つの手順で684ページを保存した。保存できたのは684ページ全部で、失敗もリンク切れも0件だった。

数字で見る結果

保存したページは684本で、保存に失敗したページは0本でした。内訳は、コースが22本、レッスンが400本、チュートリアルが113本、ユースケースが149本です。ページの中にある内部リンクもすべて確認し、リンク切れは0本でした。ページ内の画像も本文とあわせて保存しています。日本語版に存在しないコースやページ、サイト側のテスト用ページは、対象から外しました。本文がほとんど無いページも10本ありましたが、そのうち9本は動画だけで説明する種類のページで、本文が短いこと自体が想定どおりでした。

著作権の線引き

保存した684本の本文そのものは、私的な利用の範囲にとどめます。このサイトで公開するのは、公式の説明を自分がどう読み解いたか、そして自分の使い方にどう当てはめたかという、私自身の記録だけです。公式の文章を長くそのまま載せることはしません。引用するときも、1文から2文程度にとどめ、必ず出典のリンクを添えます。

これからの更新頻度

Claude Academy の中身は、公式によって今後も更新される可能性があります。保存した内容を古いままにしないために、月に1回、同じ手順で保存を取り直す予定です。次のページでは、保存した教材を実際に自分の使い方と突き合わせてみた結果を書きます。

出典(Claude Academy・日本語版)

  1. 今回保存した学習ページの1つ(CLAUDE.mdファイル):https://academy.claude.com/ja/courses/claude-code-101/the-claude-md-file